ひっくり返そうひっくり返そう、何度だって。 SPECIAL 01

乗り越えたからこそ、 言えることがある!

社員たちの証言、実はこんな失敗を!?

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築地銀だこ アトレ大森店 店長

T.T 2024年新卒入社

ドリンクの在庫が一向に減らない!
大きな見込み違いに打ちのめされた日
売り逃しを恐れて大量発注、
安心して年末年始を迎えるはずが……

私が店長になる前、「築地銀だこ」のなかでも売上が日本一のダイバーシティ東京プラザ店のスタッフだった頃の話です。私は配属当初から店長の指導のもと、調理・接客に加えて発注業務も担当。数ヵ月が経った頃には、店長不在時の発注業務を任されるまでになり、そこで迎えたのが年末年始の繁忙期でした。飲料メーカーが長期休業に入るため、事前に店長と「多めに発注する必要がある」と共有していました。そこで私の頭に浮かんだのは、年始に販売する「福袋」の数です。「これだけの福袋が売れれば、たこ焼も売れ、それに伴ってドリンクも相当な数が出るはずだ」。そう直感的に判断した私は、売り逃しを心配するあまり、詳細な数字を詰めることなく、大量のドリンクを発注したのです。

不穏な空気を感じたのは、納品された大量のドリンクを目にした店長から、「発注しすぎたね。前年の出数は確認した?」と指摘された時。しかし、当時の私はまだ、その指摘の真意を十分には理解できていませんでした。

在庫の山を前に痛感した、
数字管理に対する認識の甘さ

過剰発注の現実を思い知らされたのは、年明けになってから。福袋が飛ぶように売れるなか、ドリンクは思ったほど売れず、在庫の山は一向に減りません。その光景を前に私は打ちのめされ、気づいたのです。福袋の「たこ焼引換券」は後日利用されるお客さまも多く、「福袋の売上=当日のたこ焼の売上」には直結せず、ドリンクもそれほど出ないのだと。その後、店長がチラシを配って販促を強化するなどのフォローをしてくれましたが、結局、在庫を使い切るのに3月までかかりました。

店長の指摘通り、前年の発注量やドリンクの出数を確認したうえで発注量を決めていれば防げたミスでした。また、「コーラ1箱で何杯ドリンクがつくれるか」といった基礎知識を自ら調べようとしなかったことも、数字を詰め切れなかった要因です。

この経験を経て、繁忙期や周辺イベント時に発注量を増やす際は、必ず前年データを参照し、根拠を持って算出することを習慣づけました。いま店長として過不足ない発注ができているのは、あの苦い経験があったからだと感謝しています。